Woman & Genderに関する、「おすすめの図書」を紹介します。是非読んでみてください。

 

藤原一枝『さらわれた赤ちゃん - 児童虐待冤罪被害者たちが再び我が子を抱けるまで』(2019幻冬舎)

「揺さぶられっ子症候群」。この医学診断に科学的根拠があるのか。突然子どもから引き離された若い母親たちの深い悲しみが全ページに漂う。加害者とされる親たちの聞き取りやカルテ・医学意見書などから冤罪を訴える、小児脳神経外科の女性医師による渾身の1冊。

 

落合恵子 『21世紀家族へー家族の戦後体制の見かた・超え方[第四版]』(2019有斐閣)

「男は仕事、女は家庭」という性別役割分業を前提とした「家族」のかたちが、戦前から現代までの歴史の中でいかにして形成されたかを読み解くことができる1冊です。写真や図表も多く、読みやすい本です。

 

筒井淳也 『仕事と家族ー日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』(2015中央公論新社)

女性活躍が求められる時代となっても、なぜ日本では女性が活躍しづらく、出産と仕事の二択となるのか。アメリカやスウェーデン、ドイツとの国際比較をしながら、仕事と家族の関係について解き明かしてくれる1冊。

 

佐藤博樹・石田浩編『出会いと結婚』(2019勁草書房)

東京大学社会科学研究所が実施したパネル(追跡)調査の実証的分析に基づいた本。未婚化・少子化という課題に対して、家族形成と格差に着目し、政策・研究への発展的可能性を与えてくれる貴重な1冊。学生の皆さんの分析方法の勉強にもなります。

 

有賀美和子『現代フェミニズム理論の地平』(2000新曜社)

女性学研究所専任教員であった故有賀美和子氏が、本研究所で仕事をするなかで直面した、「女性学とは何か?」という問いかけ。そして実感した、適切な回答をしめすことの重要さと難しさ。
この「女性学とは何か?」という問いに対して、多様な「現代フェミニズム理論」の時系列・理論構造といった女性学の見取り図をわかりやすく呈示することで、問いに答えようと試みた一冊。

 

有賀美和子『フェミニズム正義論』(2011勁草書房)

人は皆、ケアを必要とする存在である。リベラリズムの普遍主義を問い直し、依存する他者に対し、柔軟に応じうる規範理論を構想する。「フェミニズム正義論」がめざす究極の目的は、従来のジェンダー規範や性別役割分業に縛られない自立的な男女の個々人を、それぞれの”多様な善の特殊構想”を追求する存在として、ひとしく尊重することにある。

 

結婚の比較文化

東京女子大学女性学研究所小檜山ルイ・北條文緒 編『結婚の比較文化』(2001勁草書房 )

様々な国(仏・英・米・日・韓・中)や時代の結婚を統計を基に紹介している。抽象的で未熟な若い女性たちの結婚観をゆさぶり、ジェンダー問題への糸口を提起する1冊。

 

 

親子関係のゆくえ東京女子大学女性学研究所有賀美和子・篠目清美 編『親子関係のゆくえ』(2004勁草書房) 

従来の性別役割分業にとらわれることなく、男性も女性も育児と仕事をそれぞれ担うことが、現在の生き難さからの開放につながる。

 

 

女性と美の比較文化東京女子大学女性学研究所・鳥越成代 編『女性と美の比較文化』(2008勁草書房)

「美」とは何か。
哲学、文化人類学、美術、舞踊、メディア論、健康・運動科学などのさまざまな視点から、多角的に考察する。

 

女性とライフキャリア東京女子大学女性学研究所・矢澤澄子・岡村清子 編『女性とライフキャリア』(2009勁草書房)

仕事中心のキャリアデザインから
人生中心のキャアデザインへ。
女性のライフコースと関連させつつ、多角的・総合的に検討する。

 

メディアとジェンダー東京女子大学女性学研究所・国広陽子 編『メディアとジェンダー』(2012勁草書房)

メディアは女性の味方なのか。
いちじるしく多様化し発展するメディア状況とジェンダーの今日的関係を多角的に描き出す。